朝寝坊対策に徹夜が決定した私たち。
とりあえず荷物をまとめるためにホテルへ一時帰ってきた。
夜はまだまだ長いので、テレビなんぞを付けつつ、荷物をまとめる。


すると、TVで「ライスプディング」なるもののCMをやっている。
子供がライスプディングをおいしそうに食べている。
そのライスプディングをおじいちゃんが欲しそうに眺めていて、子供が「あげないよ」って言う。
悲しそうなおじいちゃん!!!!


うぅ、食べたい!!!

そや、近くに24時間営業のスーパーがあったぞ!
あとで買いに行くことに決定!!!!!


せっかく夜は長いので、ライスプディングだけじゃ悲しい。
そや、アメリカに来たのに、ファミレスに行ってない!
アメリカンなファミレスはいずこ、ということでホテルを出かける。

・・・2件隣にあった。(^^;;;


少なそうなコンビネーションプレートかなんかを注文し、その量の多さにびっくり。
誰がこんなに食うんかいな?
でも、ちょっと隣のカップルを見ると、残りはテイクアウトボックスに入れて持ち帰る様子。
うちらも持って帰ろうかと思ったが、そういえば明日帰ることに気づき断念。


だいぶ残して満腹になり、ちょっと負けた気になってファミレスを退散(笑)
マクドにも3回は行ったし、ジャンクフード満喫。
まぁ、でも、そう普段と変わらない食生活に(爆)たいしてホームシックにかかることもなく。


ファミレスを後にして、スーパーマーケットを出る。
このとき既に時刻はAM2時。
「ライスプディング~~~~」と店内を探すが、なかなか見つからない。
訳のわからん「ライトセーバー」のおもちゃや「ポーカー」のミニゲームなどをゲットし、店内を探し回ること1時間。
むむむ、やっぱりわからない。
そういえば、パッケージを見損ねたか?


ふと見ると、ドリンクコーナーのところにおじさんがドリンクを並べている。
やりぃ!これは聞いてみるしかない!

にわかにおじさんに近づく怪しい影(笑)

「ライスプディングってありますか?どこにあります?」


「ライスプディング?なんのこっちゃ?」

「いや、食べたくなったもんだから・・・」

ないならいいかな?と、ちょっとあきらめかかったところに、旦ちゃん登場!!!(笑)


「さっきTVで見てたんです。そしたら子供がうまそうに食べてるのをみて・・・」

おじさんは、「??????」って感じで旦ちゃんを凝視している
おじさんの目は見開かれ、「What??」とでも言い出しそう。


うぅ、それじゃぁ何のことかわからんぞ旦ちゃん(笑)
おじさんにはテレビを見てて、なんてのは関係ないし(笑)
「いやいや、そのCMでライスプディングが出てきてですねぇ・・・」
とりあえず、助け舟を出してみるぱぱぱ猫


するとっっ!!!
「こっちへ来いよ。」
あ、通じたのかな?
でも、おじさんの様子はかなりいらついている様子。
すたすた歩き、なにやらプリン類の置いてある棚の所まできたらなにやら箱を指差し、こういった。


「これでも食ってやがれ、このやろう!!!!!」

そう言い残すと足早に去っていった。

顔を見合す二人。
恐る恐るおじさんの指差した箱を見てみると、「タピオカプディング」と書いてある。
「?????」


どうやら、この店にはないらしい。それはわかった。
けど、そないに怒ることはないやろう(笑)
たかがライスプディングやん。


その前に、あのおじさんはよくよく見ると店員でもなんでもなかった。(^^;;;
多分、出入り業者で、飲み物を搬入して並べてただけみたいだった。
ぜんぜん関係ない人に聞いたのね、私ら・・・(笑)


二人でげらげら笑っていると、買い物にきていたおばさんが笑いをこらえつつ去っていった。
そういえば、うろうろ「ライスプディングゥゥゥゥゥゥゥゥ~~~~~」とつぶやきながらぐるぐる回ってるときからいたよね、さっきのおばさん。
ずっと見られてたらしい。(恥)


あぁ、ライスプディングに完敗。
結局入手できず・・・


しょうがないので、お土産を買おう。
それもアメリカチックな、お菓子がええわ。


探してみると「Mou・・・・・・・」(笑)と書かれた以下にも毒々しいクラッカーかビスケットを発見!
なにやら、そのクラッカーにチーズディップなるものを付けながら食べるらしい。
横にはチョコレートディップのパッケージも。
これしかない!と毒々しいお土産をゲット(笑)


やっと何とかリベンジした気になってホテルへ帰還。


しっかし、おじさん、何であんなに怒ったんやろ?
付き合ってられん、って感じやろうか?
めっちゃ怒ってたで(笑)
だって旦ちゃん、「テレビを見ていると・・・・」なんて言うから。
なんや、こいつら、おかしいで、はよ片付けて逃げよう!ってかんじやったんかしら?


いやはや、このとき既に朝の4時になろうとしている。
たくさん買い込んだお土産を詰め込んで予定通り一睡もせずに朝を迎えた。


帰りの飛行機に乗り込む。
夜中の苦闘に疲労困憊して離陸前からぐったり爆睡(笑)
ようやく日本への帰路に着いたのであった。(^。^;)フウ


なんか、離陸するとき落ちそうやったらしいけどな。
爆睡してるから、知らんでよかった。(笑)

バスに乗り込むと、乗客が乗り終わるのを待ってバスが発車。
やっと帰れる~~と二人で安心したのもつかの間、バスはバスターミナルから出ず、駐車場の端へ。


車掌が前に立って話し始める。
「I have a GoodNews and BadNews」
(いいニュースと悪いニュースがあるんだ)


ん?なんちぇ?


「GoodNews, Today is Sunday.Today,NFL Games Palyng...」
(いいニュースのほうはな、今日は日曜日だ。NFLの試合があるぜ)


そうかそうか。アメリカ人はNFL、好きやもんな。(笑)
その言葉に、後ろのほうの人たちは大騒ぎ。
あまりの騒ぎに、車掌から「ちゃんと聞け!」と怒られる始末。(笑)
すると、こう続けていった。


「BadNews, This bus is Broken.We can't save the arrival time.」
(悪いニュースはな、バスが壊れたんだ。ちゃんと到着時間どおりにはつかないからな)


ヾ(・・;)ォィォィ
・・・どないせーっちゅうねん!!
ラスベガスに帰れんのかいな?
壊れたって?どうするんかい?


まぁ、よく聞いてみると、ハイウェイ経由で帰らないから、時間が保証できないから、乗換えをする人は降りてくれ、ってことらしい.。
時間は遅れるけど、とりあえずはラスベガスへ帰れるみたい。
(^。^;)フウ
なんとか、帰れそうやん(笑)


この日はアメリカでも珍しい寒波に見舞われて、そういえば来るときのハイウェイでも峠が凍ってたわねぇ。
だから、一般道で帰る、ってことらしい。


びっくりしたわ。
関係ないやん、NFLの試合なんて。
でも、アメリカンジョークが粋に思えたな。
日本人なら、絶対そんなこと言わんやろうな(笑)


何はともあれ、帰れそう。
途中、2回の予定が3回ミールストップに寄ったが、あれ?マクドとちやう。
そうか、運転手の好みで店は選ぶのね。


行きの運転手は、よっぽどマクドが好きやったんや、と二人で納得しながら、いかにもアメリカ、って感じのドライブインでサンドイッチかなんかを食べたりしながら、ようやくラスベガスに着いたのは翌日の夜中2時をまわってたかな?
思ったより早く着いたわ。
なにせ、行きしながローカル線だったから、あんまり変わらんかったしな(笑)


ラスベガスのフリーモントに着いて路線バスのバス停を探す。
さすがに、LAでのことがあったから、二人ともくたくたで。
でも、ラスベガスのダウンタウンはLAよりはずっとまし。(笑)
普通に日本で夜中に歩いてる感じでふらふらとバス停へ・・・
もちろん普通の路線バスに乗って、ようやくホテルへ帰ったのは夜中の3時くらいだったかなぁ?


この日はすっかりくたびれてまともにはじめてホテルで寝た。
きっと、ホテルのルームサービスの人は、変な客やと思ってたに違いない(笑)


高級ホテルやと言うのに、最小限の着替えしか持ってないぱぱぱ猫たちはちゃっかり洗濯をし、クローゼットに着替えを干して、どう見ても部屋でほとんど寝てないし。
なんせ、3泊5日の旅行だと言うのに、荷物は小さな2泊3日用ぐらいのピギーバッグと小さなトランク、移動用のかさ張らないリュックくらい。
そら、洗濯もするっちゅうねん!


翌日、上司のお誘いを断ってようやく最後の日なので、ラスベガス見物(笑)
グランドキャニオンへ行こうか、とか思ったけど、飛行機が怖いのでやめた。
とりあえず、アメリカ饅頭(笑)を買いに買い物へ・・・
アウトレットモールに出かけることに。


買い物をしていると、なにやら旦ちゃんがそわそわし始めた。
「何か気に入らんの?それとも、おなか壊れた?」と、ぱぱぱ猫。
「アリバイの写真が撮れてない!!はよ行かなあなんのに!」


・・・はよ、言いや(笑)

とりあえず、アリバイの写真、「パソコンショップの写真」を撮るために、タクシーに乗り込む。
アウトレットモールはラスベガスの南の端。
どう考えてもパソコンショップはないやろうな。
そう思って、行き先を北の端、フリーモントへ指定する。(適当やねんけどな。)


運転手に「フリーモントにパソコンショップはあるのかい?」などと聞いてみる?
「はぁ!?ないぞ、フリーモントには。」と怪訝な顔。
そらそうよね。しょうがない、いっちょ、やったるか(笑)
「私たちは日本の技術者で、アメリカのパソコンショップの写真を撮って来いと言われてる
パソコンショップの場所がないので、タクシーに乗ってから聞こうと思ったんです
運転手さん、この付近のパソコンショップへ連れてってください。」


ようやく運転手は納得し、町外れのパソコンショップへ。
日曜日なので、閉店時間が早く、閉まりそう。
早速、車から走り出して写真を撮り始める旦ちゃん。
タクシーの運転手さんは結構親切な人で、ショップの人に「日本人がわざわざ取材にきてるから、ネオンはつけておいてやってくれ」と頼んでくれた。
ありがとう!!運転手さん。


旦ちゃんが写真を撮っている間、運転手さんといろいろ話をしてたらこういわれた。
「ベガスに来る日本人は誰も話をせん!あんたたちみたいな日本人ははじめてさ。
日本人は金払いはいいがちっともコミュニケーションしないから、損してるよな」って言ってた。


チップも取らず、機嫌よくフリーモントでタクシーを降り、ラスベガス最後の夜。
せっかく来たんだから、アメリカ製のものを買って帰ろうと、ダウンタウンのはずれの洋服屋さんへ。

「made in America」の服はないですか?


と聞くと、ほとんどアジア製だとか。
1着だけアメリカ製の合皮のコートを見つけ、それを買って帰ることに。


明日は帰る日で、それも朝7:30に待ち合わせ。
朝寝坊の私たちが起きられるはずはない!と寝ないことに決定。(笑)
さてさて朝まで何もないことを祈りつつ・・・


--その6へ続く

グレイハウンドのバス停はスラム街の真中にあるのだ。
それはわかってます。
でもLAのスラムって・・・(^^;;;
危ないんとちゃうかったっけ?


そういえばあたりは薄暗くなってきて、今ごろ二人はUSHで遊びほうけすぎたことを後悔し始めた。


っちゅうか、わたしは交通関係の英語はさっぱりで、旦ちゃんに任せっきりやった。
てっきり、旦ちゃんが帰りの路線バスとか地下鉄とか知っとるもんだと思ってた。ヾ(・・;)ォィォィ
旦ちゃんは・・・


何とかなると思ってたらしい。(^^;;;

でも・・・

・・・どうにもなりませぬ。
わからんものはわからんわい!
とりあえず、ロサンゼルス・ユニオン駅にて最寄の地下鉄の駅を聞きだす。
そこまで移動。


ここまではよかった。
そこから、グレイハウンドのバス停までは通りを何本か行った先。
もちろんどっちかもわからない。
それも・・・


ガイドブックにはリトル東京の近くで、7番街・8番街といえば、日本人は立ち入らないほうがよいと書いてあった。
っちゅうより、地図にはグレイハウンドのバス停はこっち、と書いてあるだけで、実際の地図がかかれてない!(切れとるのね、その付近は。)
つまり、ガイドブックに載せられない、というわけなのね。(^^;;;
危険なので日本人観光客の行くところではありません、としか書いてない。
その通りでは、一日に通る人の何人かが行方不明になるらしい。
歩くならば、そこを横切らねばなりませぬ。
どうしても通るなら、明るいうちに、バスかタクシーでと書いてある。


・・・もう、夜じゃん。
それも、ここどこ?

地下鉄を降り、通りに出るまでに誰かに聞こう!と思い、人のよさそうなおばあちゃまに聞いてみた。
「グレイハウンドのバス停までの道を教えていただけませんか?」

いい感じやろ?
そしたらな、こう言うねんで。


「I can't speak English!!」


そんなあほな!ここはアメリカや!
あんた、金髪で、青い目をして、「I can't speak English!!」はないやろ?
えぇっ!
どないかしてくれ!という、ぱぱぱ猫の気合だけは伝わったのか、アルバイトに遅れそうだと急ぐその辺のお兄ちゃんをひっ捕まえ、うちらを押し付けるとおばあちゃんは去っていった。


急いでる兄ちゃんは、適当に早口で説明したかと思うと、走り去っていってもた。

・・・わかるわけない。(^^;;;

ねぃてぃぶいんぐりっしゅなんか、わかるかい!それもどうやら、スパニッシュなまり・・・
ねぃてぃぶ関西弁ならまかせとき、って言うねんけど・・・
しょうがなく、二人で呆然と階段を上がっていった。


出口を上がって路線バスのバス停を見つけ、旦ちゃんはガイドブックを出して方向を確認している。

これが悪かった。

明らかに観光客やん?

落ち着いた振りをして周りを見てみると、すっかり日は暮れ、あたりは真っ暗。
浮浪者がわんさか、目つきはぎらぎらして、こっちを見てる。
いくら汚い格好をしてても、日本人、お金持ってそうなんやろうね。
そんな私らにスーツを来た黒人のお兄ちゃんが声をかける。


「バスに乗るなら、安くしとくよ。トークン1枚1$でどうだい?」

バスはトークンって言う回数券みたいなので乗るねん。
それか、1$で乗るの。
それをまとめ買いすると2枚で1$なのね。
明らかに、ぼったくりやん?(笑)
私は「NoThankYou.」と言って、断った。


どうするべかな?
そう思いながら、周りを見ていると・・・
旦ちゃんが一生懸命さっきの兄ちゃんの話を聞いている。

・・・あかんやん、ぼったくりやし(笑)

しかも、買いそうな勢い。
「連れていってやるよ、バス停まで。」
そんなやり取りをしてる。


困った、どうしよう?

すると、横断歩道で待ってたレゲエ風のお兄ちゃんが私に小さくささやく。

「あの兄ちゃんは、嘘つきだよ。俺、日本人の友達がいるんだ。
日本人、大好きだから助けてあげるよ。
グレイハウンドのバス停に行きたいんだろ?
あそこにきてるバス、あれに乗ってバスの運転手に行き先を言うんだ。
信号がもうすぐ変わるから、走り抜けてバスに飛び乗るんだよ。早く行きな!」


どうも、助けてくれようとしてるらしい。

旦ちゃんにこのことを言わねば・・・
旦ちゃんはというと・・・

捕まってます。
まんまと話を聞いてます。

日本語で、旦ちゃんにさっきのことを話します。
すると・・・


ぼったくりの兄ちゃんの目が据わってきた。
「何で俺の言うことを信じない?馬鹿にしやがって!
ちゃんときれいな身なりをして、まじめに仕事をしようとしてる
俺のことを信じないのか?何でだ?
馬鹿にするのもいいかげんにしろよ!」


兄ちゃんは怒りにわなわな震え始めた。
あかん、死んだかも?
ポケットに手を入れる兄ちゃん。
一瞬旦ちゃんと顔を見合わせ、何か叫んでる兄ちゃんをほっといて、信号が変わると同時に走り出した!


バスに滑り込んで、何とかその場を脱出。
ふう、死ぬかと思った。
バスの運転手にグレイハウンドのバス停に来たら教えてくれるように頼み、とりあえず席へ座る。


周りを見ると何人かの乗客が。
私らの前にも小学生くらいの子供が・・・
その隣にスーツ姿のおじさんが座ると、その子供は何の前触れもなくおじさんのポケットへ手を入れ、小銭を盗む。
私らのほうを見てにやり。
むむむ、こやつできるな。


そうしていると、私のリュックになにやら気配を・・・
後ろの人がなにやらリュックを探りたそう(^^;;;


しかぁしっ!


旦ちゃんの悪知恵で、かばんの上にはさっき食べたお菓子のゴミばっかり。
それを見せるように、かばんの中から出てくるのはゴミばっかり。
Oh!とつぶやき、あきらめるこそ泥・・・(笑)
こいつら、金持ってないわ、って感じかね。
よくやった、旦ちゃん!さすがやね。


そういえば、だいぶ乗ってるよなぁ。バス・・・
いつになったら、バス停に着くねんやろ?
よくよく窓から周りを見ると、よく映画であるやん、ドラム缶にたきぎを入れて燃やしてるスラムのシーン。
薄暗い通りのあっちこっちでドラム缶が燃えてる。
あぁ、スラムに来たのねぇ、なんて感動しつつ、バスの中を見渡すと、ガラの悪そうな人でいっぱい。
ちょっと不安になってきた。


「いつ着くんかなぁ?」とぱぱぱ猫。
「聞いてみよか?」と思ってたら、グレイハウンドのバス停が前に見えてきた。
きっと、教えてくれるの忘れとるねんや!!!と勝手に思い込んで、二人で下車口に。


「まだ降りるんじゃない!!!!!!!」

バスの運転手さんに怒鳴られた。(^^;;;
なんでやろ?バス停やったやん?
すると、バス停からちょっと離れて、バス停じゃないところに停車した。
バスの下車口とグレイハウンドのバス停のフェンスの切れ目をぴったりと合わせて。

「ここから、建物まで走っていくんだ。止まるんじゃないぞ!」


えっ!?なんちぇ?
わけもわからず、料金を支払い、荷物を抱えて一気に建物まで走る。
バスを降りたところから、真っ暗な駐車場を抜け建物まではゆうに100mはあったかな。
必死こいて走ったわ。
暗がりには人影がゆらゆら・・・
建物に入ると、ここも浮浪者がうようよ。


旦ちゃんいわく、バス停は水も明かりもあるし、暖房も効いてる。(1月やからね)
浮浪者にとっても安全なんだそうな。
スラムへ行くと、浮浪者も危ないらしい・・・


だからって、うちらの荷物を狙ってるやんか・・・
こわこわ・・・


バスのチケットを確認する。
現在の時刻は午後6時。
バスの発車時刻は・・・午後10:30

あと4時間近くあるやん(^^;;;

こんなところで、4時間も過ごせませんわ。

そういえば、ラスベガスでチケットを買うときにラスベガスへの到着時刻を言ってたんだわ。
発車時刻は聞き忘れた・・・


どうするか?
窓口へ行き、予定までに発車するラスベガス行きのバスがないか、チケットは変更できないか確認してみる。
ものすごく迷惑そうな窓口のおばさん。
じろりと睨んでしょうがないと言う感じでチケットを変更してくれた。
無事、午後8時に変更できた。


それでもまだ、2時間近くはあるし。
バスの乗車口で待つことに。


そや、トイレに行きたかったんや。(笑)
荷物を旦ちゃんに預け、トイレに行った。


・・・壁がなかった(T^T)

スプレーで壁に落書きがされ、トイレの入り口の壁は粉砕してた。
何とか個室のドアは無事だったが、不安でしょうがなかった。


無事、トイレから帰って、飲み物でも買おうと建物の外にある自動販売機へ。
浮浪者に囲まれつつ、何とかミネラルウォーターをGetし、再び乗車待ちの列へ・・・


今度は、来たときとは違い、「Express」、つまり、直通便で帰れるから安心や。
無事、時間が来てバスが入ってきた。


ほうほうのていで(笑)ようやくバスに乗ることができたぱぱぱ猫たちだったが・・・


--その5に続く。

そもそも、ハリウッドのユニバーサルスタジオに行こうと思い立った動機が不純や。
ちょうど、日本のUSJができて、もうすぐ公開!という時期やってな。
どうせ行くなら、本場でしょう!
その程度の事やった。


ぱぱぱ猫は元来地理音痴。
ラスベガスとLAが600kmも離れてるなんて知らんかった・・・
まだ、その後、ディズニーランドへ行こう、などと血迷っとった(笑)


何はともあれ、念願のUSHへ。
スタジオやから、その場で映画を撮ってて、ちょうどなんかようわからんけど、撮影をしてたりした。
「ここでバックトゥーザフィーチャーとか、ジュラシックパークとか、ジョーズとか撮ったんやなぁ。」と思うと、感動もひとしお。


セットそのまま、置いてあるし。っていうか、建物そのまま。
あの、時計台、あったでー(^-^)
なかでも「T2」のアトラクションと「バックドラフト」のアトラクションは面白かった・・・
お土産もいっぱい買って、帰りのおやつもいっぱい買って・・・
いろいろまわって、夕方までにバスストップへ戻る予定が、USJを出たのが3時くらい。
この遅れがあとあと、後悔することに・・・(^^;;;


旦ちゃんはせっかくアメリカまで、かつロサンゼルスまできたんやから、ロサンゼルス・ユニオン駅へ行きたい!といっててね。
また汽車かいな!といつもなら怒るんやけど、そこはそれ、旅行中のこと。なおさら、アメリカに来ることはなかなかないことやし、今回は目をつぶって。


ロサンゼルス・ユニオン駅はアメリカの鉄道発祥の地。
建物も石造りだったり、雰囲気がよくて。
とりあえず、駅の入り口で記念写真
もちろん、鉄道も見忘れません。


アメリカの鉄道とは何たるものぞ、『アムトラック』っていうんだけどさぁ。
見た目は「トラック」よ。
なんちゅうでかさ。


旦ちゃん、乗りたくなったらしい。そわそわしとる。(笑)
でも、帰りのバス、チケット買ったでしょ?
それでもとりあえず、窓口で聞いてみるらしい。


窓口へ行って、何か言うとる。
でも、あまりよく通じんらしく、ぱぱぱ猫の方を見る。

・・・うちですかい!

よくよく聞いてみると、LAからラスベガスまでの列車は週に1回走ってるだけ。
次は来週まで来んらしい。


あれ?
でも、印刷してきたやん?ダイヤ。

あれって・・・
うっ、よく見ると、英語で書いてありました。
ちゃんと見てこようや。(笑)

しょうがないので、グレイハウンドのバスストップへ帰らねば。
一週間は待てませんわ。


でも・・・
ここからどうやってバス停まで行くん?ヽ(。_゜)ノ ヘッ??
わたしゃ知らんぞえ?(^^;;;


--その4へ続く・・・

長距離バスは「グレイハウンドバス」といって、アメリカ中を走るほぼ唯一のバス会社。
昔の駅馬車が由来だそうな。


駅馬車の停留所。
昔はそこが中心地だったんだろうね。
ちゅうことは、今は中心は移動しとるわね。つまり・・・
グレイハウンドのバス停の周りは『スラム』ちゅうことや(笑)
かなぁり危ないわな。(^^;;;


なんとなく、周りからの視線を感じながら、能天気夫婦二人はバスへ乗り込む。
もちろん先客があり、黒人のお兄ちゃんが他の乗客へ商売してる。
・・・密売人らしい(^^;;;
まぁええわ。(ええんかい!!)


バスは夜のハイウェイをひた走る。
途中、長距離バスなので「ミールストップ」といって、ドライブインに止まって買い物をすることができる。
トイレに行ったり、ご飯を買ったり。
朝、6時くらいやったろうか。
車掌から、「ミールストップに止まります」との連絡があった


バスがハイウェイを降り、一般道へ入っていく。
15分くらい走ったろうか?
舗装道路から砂利道へ変わり、風景は団地のようなところ・・・
なんちぇ?どこ行くねん?とおもったが、バスは1車線のような道を入って『マクドナルド』へ・・・
運転手はそそくさマクドへ入っていった。(笑)


私らもとりあえずマクドで買い物をし、長距離なので禁煙やから、外でぷかぷか・・・
するとさっきの密売人の兄ちゃんがバスへ戻ってきた。
バスに乗る前私らに近づいてきて「韓国人?それとも中国人か?」と聞く。
「ちゃうよ、日本人よ。」というと、びっくりしている。珍しいらしい。
「Oh!SmokingGirl!!」と嬉しそうに笑い、「俺はだいぶ前に禁煙したぞ」というが、当の本人からは明らかにマリファナのにおい・・・(笑)
あまり突っ込まないが・・・・
「ケツから煙が出るぞ(笑)」と笑いながら先にバスに戻っていった。
ちゅうか、30超えた女に向かって「Girl」はいかがなものか?(笑)


私たちもタバコを吸い終わり、バスに戻るとさっきの兄ちゃんが

「Japaniese Smoking Girl~~Smoke Smoke Smoke~~~♪」

などと歌って私たちをからかう。(^^;;;
愛想をして私たちも席に戻った。
再び15分くらいかかってハイウェイに戻る。
っちゅうことは、マクドに寄るためにわざわざ15分もハイウェイから走ったのね。
(^。^;)フウ


私たちが乗ったのは長距離バスでもさらにローカル線で各地のバス停に止まる。直通じゃないのね。
通常、7時間くらいでLAにつく予定だが、大方10時間近くかかってLAまで走る。

10時ごろになり、またミールストップ。
またマクドに寄る。
マクドと提携してるんかしら?


そんなこんなで、LAに近づいてきた。
LAに近づくに連れ、人も乗ってくる。ほとんど満席に近い。
しかも、どんどんガラが悪くなってきて・・・
バスの中はどんどんマリファナくさくなり・・・
みんな目つきはどんよりしてきて。だいじょうぶかな?


すると旦那も様子がおかしい。

腹でもこわしたかしら?と思っていると、


「ここからユニバーサルスタジオが近いはずや!!!」

・・・なんでそんなことがわかるんですか?

「このへんで降りよか。」

・・・私は終点まで行きたいけど。だって、英語、中学のときしゃべって以来ですけど。
周りに日本語の表記はないぞ。
どうやってここから移動するんかい?

でも、降りたくなった旦ちゃんを引き止めることに失敗し、明らかにハリウッド近くのダウンタウンで下車。
・・・スラムですよ、スラム。
昼間やからいいけどさ。(よくはない(笑))


「このへんに地下鉄の駅があるはずや!!!」

・・・ちゅうか、地下鉄の駅ってどんなかっこうしてるの?

「鉄道の匂いがする!」

地下にあるのに、わかるん?
ちゅうか、匂わんっしょ(笑)
もう、ええわ、勝手にしてか。ついて行くから。(@_@)
ガイドブックのユニバーサルスタジオ近くの地図を見ながら地下鉄の駅を探し始める。


・・・わかるわけありませんわ。

交差点まで来て、近くに歩いてるおじさんを捕まえ、駅の場所を聞く。
・・・足の下でした。
何はともあれ入り口近くで一休み。
そういえばさっきのおじさん・・・
まだうろうろしてる。


よく見たら浮浪者じゃん!!!


よく教えてくれました。(^^;;;


旦ちゃんはというと、隣で私に向かってこういう。
「昼間でよかったなぁ。ここ、スラムやで。夜は浮浪者がいっぱい♪」

・・・わかってます。
今もいっぱいいるやん?っちゅうか、さっきのおじさんもそうやん?
...(._+)☆\(-.-メ)


とりあえず、地下鉄の駅に。
ユニバーサルスタジオの最寄駅から、2駅くらい離れた駅でした。

恐るべし動物の勘!いや、旦ちゃんのにおいセンサー(笑)

近いやん・・・ヽ(。_゜)ノ ヘッ?

ハリウッドの駅に降りるとさすが映画の町。
映画で使用したフィルムの芯(?)で壁面にオブジェが・・・
感心するまもなく、ユニバーサルスタジオへのバスに乗り込んだ・・・

---その3へ続く

今日はなんもなかったから、ラスベガス旅行の話でも書こう。


ちょうど結婚した翌年の1月。
「どうせ新婚旅行にもいってないだろう!」との会社の上司の計らいで、ラスベガス視察旅行に同行させてもらった。(というより、自腹強制参加(笑))


出かける前から旦ちゃんはアメリカの鉄道『アムトラック』のダイヤを調べるのに夢中。
ちゃあんと印刷していった。


ホントは上司とともに行動しなければならないが、私らにはそんなつもりは毛頭ないヾ(・・;)ォィォィ
せっかくアメリカに行くねんから、「ユニバーサルスタジオ」へ行こう!!!!
と画策。む、無謀・・・
だんなは「アメリカのパソコンショップの現状を見てこなければなりません」などとほらを吹き、(ごめんなさい)2日目をやり過ごす予定。


はてさて、うまくいくことやら。

------------------------
まず、到着した日。
とりあえず、ホテルへ入らねば。
ホテルはラスベガスの南端近くの「Luxor(ラクソール)」。
結構有名なホテルで、できた当初、「アメリカにピラミッドができました」などとニュースに出たホテル。
原寸大のピラミッドとスフィンクスの外観。


で・・・

ピラミッドの頂点、つまり、ホテルの最上階には、『世界一明るいサーチライト』がある。
夜になるとホテルの最上階から夜空に向かってめちゃめちゃ明るい光の筋が・・・
っちゅうか、最上階って一番金取れるところやん?「スィートルーム」とかにしてさぁ。
あほちゃうか、って思うほど、ばかばかしいことするわ。
世界一明るいサーチライトやで┌(★o☆)┘♪└(★o★)┐♪┌(☆o★)┘ピッカピカー♪
なに考えとるんか(笑)


ラスベガスに行くものの、カジノは横目で見るだけで、入りもせず、町をうろつく。
ラスベガスは縦に長~~~~くて20kmくらいだったかな?
ひとつのホテルが一区画を締めてる。
1km四方、ひとつのホテル、って感じや。
あほほどでかい。


上司のホテルは何でか知らんけど、別の5kmくらい離れたホテルやってんな。
『Paris』とかいうて、ラスベガスやのに凱旋門のミニチュアがあって、パリの町並みを再現してあって。
しかも、どのホテルもでかいねん。
最初、その上司のホテルが見えるからって歩こうか、といって歩き始めたけど20分くらい歩いても大きさが変わらん。
そらそうやな。
5km離れた所から、凱旋門が見えるねんもんな。
(^。^;)フウ


まあそれはともかく。
ラスベガスの町を縦断する大通りには日本人向けのバスが走ってる。
ツアー客はパスを見せると無料で乗れる。


でもな。
30分ごととかでちっとも早くない。
それに、時間もかかるし。
横を地元のバスがちゃっちゃと走ってる。


・・・見つけた。

旦那がバスを見つけてしまった。
確か向こうのバスは1$でどこまでも乗れる。
フリープランの旅行だけにかってし放題。
もちろん、到着した日から、さっさと普通の路線バスに乗り込んだ。


目的地は「フリーモントst」。
ラスベガスのダウンタウンかな。北のはずれ。
夜行バスのバスストップがあるからや。
何で、夜行バスにのらなあかんかというと・・・


ラスベガスとユニバーサルスタジオがあるLAは600kmも離れとるからや。
飛行機は嫌いやし、レンタカーは・・・
乗ろうと思ったけど、行った日に交通ルールがよくわからず、断念。
(国際免許は持っていったんやけど・・・)
長距離を移動するにはバスか鉄道やわな。
鉄道は週に1本しか走ってないらしい。
また気の長い・・・
しょうがないわな。
バスしかないし。


でも・・・
LAから帰るまで、「夜行バスには日本人ツアー客は乗らないほうが懸命です」などというガイドブックの記載は旦那からは教えてもらえず、「夜行バスに乗った観光客、殺害される」などという情報は一切私には知らされず・・・

だまされた。


まぁ、それはともかく、LAに行くバスの時刻を調べねば。
う~~~ん、夜中の2時くらいに出るのな。
そかそか。
チケットゲット!


ラスベガスは比較的治安がええし、だいじょうぶやろ。
などと安易に考えつつ、その日の夜は全員で食事会があったので、それに参加。
「日本食が恋しいだろう!!」という、上司の方の一言で・・・(笑)
いやいや、今日着いたばっかりですわ(笑)
ジャンクフードも食べなれてますわ。(笑)
まぁ、ええわ。奢ってくださることやし。


日本食といいつつ、中国風インテリアの鉄板焼きの店で食事後、一番汚い服を着てホテルを後にする。
もちろん化粧もしない。
旦ちゃんも同じや。あ、化粧は関係ないけどな。
盗難避けやで。
日本人は旅行に行くときれいな服でお出かけするやん。
あかんねん。いかにもお金持ってそうで。
やからな。
汚い服でええねん。


夜中の11時過ぎ。
フリーモントへ再び移動。
飲み物とおやつを買ってバス停へ。
やっぱり遠足気分やん?
バス旅行なんか、何年ぶりやろ?そんなことを考えつつ、LA行きのバスへ乗り込んだ・・・
--その2へ続く

我が家ではゴミの日は一大イベントや。
第1・3月曜は不燃ゴミ。火・金は燃えるゴミ。水曜は燃えないゴミ。今はリサイクルプラになったかな。


特に水曜日はたいへんや。
なにせ週に一回の燃えないゴミやからや。


旦ちゃんは意外と片付け上手。
ぱぱぱ猫よりずっと片付けが上手。
ゴミの日は毎週大騒ぎ。


火曜日の夜
「明日は???????????」と旦ちゃん。
ものすごく、嬉しそう(笑)

そらきた。
ぱぱぱ猫は、ちょっと迷惑そうな顔でいつもこういう。

「燃えない!や。」
「そや、燃えないさんや!!!」と旦ちゃんはさらにヒートアップ。

『にまにまにま』

そうかそうか。明日は燃えないゴミの日やね。
やけど、「燃えないさん」って

誰?(笑)


資源ごみの日はもっと大変や。

「なんとっっっ!!!明日は資源ごみの日!」

缶やビンをまとめ始め、家中走り回る。
もちろんそれを追いかけ、コトラも・・・(笑)


っていうかさ、ここ広島は毎日月曜から金曜まで毎日ゴミ回収や。
この4月から8分別になって・・・
毎日この調子で、イベントやったら、大変や、ちゅうねんな。
ていうか、毎日イベントなんやけどさ。(^。^;)
なんで、ゴミのひまでイベントなんやろう。
それでなくても、旦ちゃん、あなたがイベントですわ(笑)

棚が来た。
机の上に置く、白い棚や。
ぱぱぱ猫はこれでもうちで仕事をしているので、旦ちゃんができるだけ仕事がしやすい環境にしてくれている。
(いつもありがとね(^・^)チュッ)


それはそうと、今日は帰ってきたら棚が来ていたので、旦ちゃんが帰ると早速組み立て始めた。
すると、背板の部分がパキっときれいにひび割れている。
というより、ちょっと折れている。
「返品やなぁ」
といいつつ、旦ちゃんは組立を続けている。


・・・返すんとちゃうの?ヽ(。_゜)ノ ヘッ?
「それなかったら、組まれへんのとちゃう?」とぱぱぱ猫。
「そやけど、部品が届いたら入れればいいよ」と旦ちゃん。


そうしながら、注文した会社へ返品の手続をとりつつ。


ん?
割れたとこ以外にまあるく割れているじゃないかっ!
「ここも壊れとったん?」

「・・・いや、わしが壊した(^^;;;」

あかんやん!!
それでも返品することは決まっており・・・

返品部品は廊下へ出しておいて、棚が組めたので、一段落。
「なぁ、棚、入れ替えるつもり?」
「やってみたいなぁ。」と旦ちゃん。
でもなぁ、あさって交換の部品が届くということは、入れ替えたものたちはまた、出して入れなおさなあかんていうことよね?
それって・・・
無駄骨って言わん?(^^;ゞ


そんな不満を胸に抱えるぱぱぱ猫をほって、旦ちゃんはすでにわくわく。
「のるかなぁ?入るかなぁ?」といいつつ、お構いなしに荷物を出し始めた。
しょうがない。やるか、とぱぱぱ猫も手伝う。


何とか荷物は入ったが、ふと廊下に出した板をみると、さっきより曲がり方が・・・
・・・コトラが乗ってさらに割れは進行し、くの字に近くなっていた。
どうも、コトラは新たなものの出現にわくわくして飛び乗ったらしい。
10kgが乗ったら、そら折れるよなぁ。


それを見た旦ちゃんはどうしたことか、「やばい!もどさなあかんわ」といいつつ、曲がった反対側へ戻そうと・・・

そらあかんやろ、と内心思いつつ・・・

まぁ、いっても無駄だろうと思ったぱぱぱ猫はコーヒーをすする。


『ばき』

鈍い音とともに悲しそうな旦ちゃんがたたずむ。

「あ、あ、あ・・・」

やっぱりやった。やりよった(笑)
いやいや、反対に曲げたら割れるやろ。


とりあえずタバコでも吸おか。(^^;;;


びっくりしたらしい。
かなり動揺しておられる(笑)


「びっくりしたん?」


「(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン」


結局、割れた部品はきれいに梱包して送り返す手配を・・・
そこにはこう書かれた。

「ここは部品を取り除くときに割れました。こっちは来たときから割れていました。」

・・・信用してくれるやろか?
私が受付担当なら、「ぜーーーーーーーーーったい」信用せんけどな(笑)
でもまぁええわ。
動揺が隠し切れない旦ちゃんがおもろかったから。

パソコンに向かっているぱぱぱ猫の腕を見て、旦ちゃんがつぶやいた。


「ここまでつまっとる」って、腕に刺青しとこ。

と、貧乏焼けをしたぱぱぱ猫の腕の境目に向かって注目しとる。
きっと、みんなそれをみて、わくわくするに違いない!
そんなんするやつ、どこにおるねん!
ようわからんけど・・・


ところでさぁ、何がつまっとるん?と聞いてみた。
「そらもう、"ゥワンダー"がつまっとるに違いない」
?????????
ぱぱぱ猫には「ゥワンダー」がいっぱいつまっとるらしい。
っていうか、腕の日焼けの境目までしかつまっとらんのかいな?


ただの"ワンダー"とちゃうらしい。
"ゥワンダー"らしいで。
その黄色い霧みたいなのがが、ぱぱぱ猫からぽわっと立ちのぼっとってな。
時々濃くなるねんて。
そしたら、ツボにはまるらしいわ。


むむむ、ぽわっと霧の立ち込める女って・・・
それを振りまきつつ、歩き回るって・・・
それって、何かにおいそうでいややわ。(笑)
それも"ゥワンダー"って。
なんちゃぁ、わからんよな。


人様から見たら、ぱぱぱ猫はなんて見えるんかなぁ。
"ゥワンダー"が詰まって見えるんかしら?

そういえば、旦ちゃんだけでなく、周りの友達も、みんな見とるなぁ。
ぱぱぱ猫が何しよるんか。
歩く動作、食べるしぐさ・・・
むむむ、見られてるわぁ。
やばい感じや。
1回、その"ゥワンダー"の霧が見えたら、そのとき教えてな。
その霧、1回見たいしな。


ちゅうかさ、ぱぱぱ猫にとってはそんな事言う旦ちゃん、あんたが不思議やで(笑)

3月に引っ越した。


そのちょっと前に、お安く家が売りに出てたらしい。
旦那が大興奮でメッセンジャーで話し掛けてきた。


結局その家は売れてしまってんけど、相談を知り合いの不動産屋さんへしにいった。
その翌日、電話がかかってきた。
二人で昼から見に行った。(仕事はどうした。(笑))
ガレージに入ると、太い鉄骨。
一目見て二人ともお互い見合わせてうなずいた。


・・・買ってもた。勢いで。


っていうか、台所も部屋も見る前に、基礎と鉄骨を見ただけで決めてしもた。
でも・・・

ガレージにはゴミの山があった。それも大量に。

引っ越す前に捨ててくれると不動産屋は言ったが、「うちのゴミもいっしょに捨ててもらえませんか?」というと、結局お金を頂いてうちで処分することに。


ちゅうか、旦ちゃんは仕事やから、結局ほとんどぱぱぱ猫がすることになった。
2tトラックで4杯満載の粗大ゴミ。
ぱぱぱ猫はタイタン(2tトラックな)で走った。
・・・怖かった。


ちなみに、前の住人は土建屋さんだったらしく、30本あまりのスコップや各種電動工具が山積みになっとった。
一般家庭に30本は多いやろ。(笑)
しゃーない、何回かに分けて捨てよう。


・・・怒られた。

「これは一般家庭のゴミじゃない!!!」
いやいや、ぱぱぱ猫にとってはゴミなんやけど。
うるうるしながら頼み込み、やっとのことでだまして取ってもらった。
確かに、一般家庭のゴミとちゃうで。(笑)
女がタイタン運転して持っていってる時点できづかななぁ。


ようやく、ゴミも片付き、今度は自分らの荷物を運ぶことになった。

入らなかった。
だいぶ捨てた。
泣く泣く、いっぱい捨てた。
旦那は喜んどったけど・・・( '_')ジッ


新居の話はな、ほんまはこんなちょっととちゃうねんで(笑)
いっぱいいっぱい、あるからな。
またちょっとづつ、書いていこか。